
時間は、もともと人が決めたものだと言われています。
一日を何時間に区切るのか、どこからを朝とし、どこからを夜とするのか。
私たちはそれを当たり前のものとして受け入れながら生活しています。
ヨーロッパでは、毎年3月の最終日曜日になると時間が一時間早まります。
同じ一日であっても、その日はどこか長く感じられることがあります。
時計の針が変わるだけで、私たちの感じている時間も少し揺らぐように思います。
物理学者の アルベルト・アインシュタイン は、時間は絶対的なものではなく、
観測する人や状況によって変わるものだと考えました。
時間はどこかにあるものというよりも、私たちの中で立ち現れているものなのかもしれません。
日々の中でも、それを感じることがあります。
楽しい時間はあっという間に過ぎ、集中しているときには時間のことを忘れてしまいます。
一方で、退屈な時間は同じ一分でも長く感じられます。
同じ一日であっても、その中にある時間の質は大きく違っています。
私たちは、その質を大切にしています。
時間の長さではなく、どんな状態でその時間を過ごしているのか。
集中できるときに仕事をし、少し整えたいときは無理に進めない。
そのときの自分に合ったリズムを選びながら働いています。
時間を管理するのではなく、時間をデザインするという感覚です。
私たちは思っている以上に環境の影響を受けています。
場所や時間、気分や体調によって、出せる力は変わっていきます。
だからこそ、自分にとって無理のない状態を選ぶこと。そ
の中で仕事をすることが、自然と力を引き出していくのだと思います。
無理をしているときではなく、リラックスして自分らしくいられるときにこそ、
人は本来の力を発揮できるのかもしれません。
だからこそ私たちは、決められた時間に仕事を当てはめるのではなく、
そのときの自分に合った時間の使い方を選ぶことを大切にしています。
集中できる環境に身を置けば、短い時間でも質の高い仕事が生まれますし、
あえて時間をかけてインプットをしたり、じっくり考える時間に充てることもあります。
同じ一日でも、どのように使うかによって、その中身は変わっていきます。
自分なりに一日を組み立て、その時々の状態に合わせて時間を選び取っていくこと。
その積み重ねが、仕事の質にも日々の充実にもつながっていきます。
私たちは、そのための余白や自由さを大切にしています。
第5回 働き方を選ぶということ はこちら