
営業という仕事には、さまざまなイメージがあります。
積極的に提案する人、数字を追いかける人、関係を広げていく人。
そのどれも大切な要素ではありますが、
私たちが日々の中で感じているのは、少し違う感覚です。
これまでお話ししてきたように、
私たちの仕事は、人とのつながりの中で生まれていきます。
何気ない会話の中にある言葉や、
まだ形になっていない思いに気づくこと。
そこに耳を傾け続けることが、仕事の始まりになります。
そのため、何かを強く押し出すことよりも、
まずは相手の話をきちんと聞こうとする姿勢が大切になります。
また、決められた形の中で動くというよりも、
その場に応じて考え、選び、提案していくことが求められます。
自分で仕事を見つけていくこと。
なぜそれをやるのかを考えながら動くこと。
そうしたことを、面白いと感じられるかどうかも、
一つの大切な要素かもしれません。
働き方についても同じです。
私たちは、時間や場所に縛られない働き方をしています。
その分、自分でリズムをつくり、自分で整えていくことが求められます。
自由であることは、同時に責任を持つことでもあります。
その中で、自分なりのバランスを見つけていける人は、
この環境を心地よく感じられるのではないかと思います。
もう一つ、大切にしていることがあります。
それは、人との関係を大切にできることです。
仕事としての関係だけでなく、
一人の人として向き合うこと。
無理のない関係を続けていこうとすること。
そうした関わり方を大切にできる人は、
自然とこの仕事に馴染んでいくように感じています。
特別な能力が必要だとは思っていません。
どちらかというと、
どのように考え、どのように人と関わっていくか。
その姿勢の方が大きいように思います。
この働き方や考え方が、
自分にとって心地よいものなのかどうか。
これまでの内容を読みながら、
少しでも重なる部分があれば、
きっとどこかでつながっていくのだと思います。
第6回 時間をデザインするということ はこちら