
オーストリアのスーパーではBIOと書かれた商品をよく見かけます。
農薬や化学肥料をあまり使用しないで育てた安全な食べ物のことを言い、
例えば
・野菜や果物を育てるときに、自然にある虫よけや堆肥を使う
・牛やニワトリをのびのび育てる
・土や水を大切にして、地球をよごさない
こうして作られたものがBIO製品と呼ばれています。
オーストリアでは昔から「自然と共に生きる農業」が大事にされていて、
BIOで頑張る農家の方々には政府から補助金で応援をされています。
国の目標では2027年までに農地の30%をBIOにすると言われており、
BIO農業とは国の未来を支える大きな事業として位置付けられています。

BIO製品とそうでないものの価格も日本ほどは価格差がないようで
人々がBIO製品を選びやすい環境に置かれています。(そもそも食品の価格が高い問題はありますが)
「美味しくて安全」「自然にやさしい」食べ物を選択していくということは
・川や森がきれいになる
・虫や動物が元気に暮らせる
・農家さんが続けられる
・自分の体にもいい
人間のみならず、地球にとってやさしい未来を選択していくことにも繋がっています。
次の世代にどのような未来を残していきたいか
そのあり方がBIO製品を後押ししているのだと実感しています。

これはドイツ製ですが、ヘッドの部分が取り合えられる歯ブラシ
意識の積み重ねでこの世界ができていることを考えると
どういう価値観をもって生きていくのか、その選択を丁寧にしたいですね。
地球の幸せと自分の幸せを同時に考える在り方について考えさせられる日々です。