新しいものを取り入れようと思ったらならば、まずは器を空にすることである。 空は「くう」とも読み、仏教の言葉を借りると「無」ともいう。 空(くう)の中は何も目には見えないが、空(くう)が有る。もしくは無が生じていると言える。 ないと欠乏を感じさせるが、有ると思うと十分な景色が見えてくる。 器を空(くう)にしてみることで初めて新しい景色に出会えるのである。 新たな見方を発見するのである。 とてもシンプルな仕組み。 何か新しい風を自分に吹かせたい時、空(くう)が先である。